探偵という仕事に興味があり、現在の仕事からの転職を考えている人もいるでしょう。
それでは探偵に向いている人はどのようなタイプの人でしょうか。
探偵向きである人の特徴を紹介します。
探偵には調査がつきものですが、調査中はたくさんの人と会うことになります。
しかも知り合いではなく、ほとんどの人が初対面になります。
初対面の人と話をして、必要なことを聞き出すためには、コミュニケーション能力が必要です。
探偵にはあいさつ代わりの日常会話や、相手の気持ちをほぐすようなたわいもない話ができるかどうかが重要になります。
また相手に警戒心を与えずに、何気なく重要な話を引き出すためには、人との適切な距離感を知り、嫌な思いをさせないような話術も必要になるでしょう。
「この人になら、話したい」と思わせるようなコミュニケーション能力や、「気が付いたら話過ぎてしまった」というような、聞き上手な一面を持っている人は、探偵という仕事に向いている人と言えるでしょう。
聞き込み調査や、張り込み調査は、1日だけ頑張れば、結果が出るというタイプの物ではありません。
結果が出るまで毎日のように継続して聞き込みや張り込みを続けられる人でなくては、成果が出ません。何をやっても三日坊主という人や、ダイエットをやっても途中で挫折して、 結果を残したことがないというタイプの人は、探偵に向いていないかもしれません。
逆に、日記を書き始めたら何年でも続けられる人や、早寝早起きというルールを決めたら、ずっと守り続けられる継続が得意な人は、探偵に向いていそうです。
調査や張り込みをするときには、集中力が必要です。
例えばラブホテルの前で、浮気をしているカップルの姿を撮影し、浮気の決定的な証拠を手に入れる仕事をするかもしれません。
このような時、ラブホテルの前で、カップルが来るのを何時間も待つ必要があるかもしれません。
しかし、カップルがラブホテルの門をくぐるタイミングは数秒間です。
集中せず、他のことを考えていたり、ぼーっとしていたら、シャッターチャンスを逃してしまうでしょう。一瞬のチャンスを逃さないような集中力が、探偵には必要不可欠です。
以上のように探偵に必要な性質として、「コミュニケーション能力の高さ」「継続して努力ができる」「集中力」を挙げました。
探偵志望の方は、この3つの性質が自分にあるかどうか、考えてみてください。もし足りないところがあっても、自覚すればこれから能力は伸ばすことができるはずです。